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ロコモティブシンドロームとは、主に加齢による運動器の障害のため、移動能力の低下をきたして、要介護となる危険の高い状態を指します。
=「あしこしが弱る」かもしれない症候群
日本は世界にさきがけて高齢社会をむかえ平均寿命は約80才になっています。
これに伴い足腰の衰えが原因で介護が必要になる人が急増しています。
そこで日本整形外科学会は足腰の衰えが原因で介護が必要になる可能性が高い状態、またはすでに要介護になってしまった状態を「ロコモチィブシンドローム(運動器症候群)」と名づけ、原因究明や対策に乗り出しました。
原因
ロコモの原因としては主に、バランス能力の低下・筋力の低下・関節が変形する「変形性関節症」・脊髄が圧迫されて足がしびれたり動かせなくなる「脊柱管狭窄症」・骨密度が低下する「骨粗しょう症」などが考えられます。
また、病気や転倒がきっかけで長期間安静にすることにより寝たきりや外出困難を招く事もあります。
治療 と 予防
足腰を鍛える運動を正しく行うことで関節の病気や転倒は減少します。
いきなりの激しい運動はせず安全第一のロコモーショントレーニング(ロコトレ)から始めましょう。
運動機能を維持するためには、少しずつでも毎日運動を続けることが大切です。
けがの治療中とか、膝の痛みがあるなど体調に不安がある時は医師に相談し、無理せず自分のペースで行いましょう。
ロコトレで足腰をきたえましょう
<開眼片足立ち>
- 転倒しないよう、必ず(机やイスなど)つかまるものがある場所でおこないます。
- 支えが必要な人、不安定な場合は、机に手をついて(指をついて出来る人は指先だけをつけて)行いましょう。
目を開けたまま、床につかない程度に片足を上げます。
左右1分間ずつ、1日3回行ないましょう。
<スクワット(股関節の体操)>
- 安全のために、イスやソファーの前で行いましょう。
- 椅子に腰かけるように、お尻をゆっくりおろします。
- お尻を軽く下ろすところから始めて、膝は曲がっても90度を超えないようにしましょう。
- 痛みを感じたときは、無理をせず中止しましょう。
- ゆっくりと呼吸するペースで一度に5〜6回行い、1日に3度行いましょう。
- この他、ストレッチ・ラジオ体操・水泳・ウォーキング・関節の曲げ伸ばしなども良いでしょう。
人のお世話にならなければ暮らせないのが「要支援」状態です。
長生きするだけでなく、自立していきいき暮らす「健康寿命」を延ばしましょう。
ご心配の方は、医師にご相談ください。 京都協立病院 外来
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