京都協立病院
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「ウイルス感染・嘔吐下痢症」について
2008年9月 小児科医長 玉本 晃

発熱の原因の9割はウイルス感染によるものです。
ほとんどのウイルスには有効な薬がありませんが、感染を受けると体にウイルスに対する抗体がつくられて自然に治っていきます。
発熱も、ウイルスの増殖をおさえるための大事な防御反応のひとつです。
40-41度の発熱で頭がやられたりすることはありませんし、発熱が続くから肺炎になるわけでもありません。
水分がとれており、夜も寝られているなら、無理に解熱剤で熱を下げる必要はありません。
かぜの経過中に、中耳炎などの細菌による二次感染が起こることがあり、診察のときに鼓膜も見ておくことが大事です。
もし中耳炎があれば抗生剤をしっかり内服する必要があります。
これから冬にかけて嘔吐下痢症がはやってきます。
嘔吐の激しい初期は、吐き気の具合を見ながら、イオン水などを極少量ずつ与えるなどコツがあります。
それぞれの病気の経過や看病のポイントをわかりやすく説明し、親が少しでも安心して子どもの看病ができればと思っています。


「麻疹」ワクチンについて
2008年6月 小児科医長 玉本 晃

麻疹は、日本では毎年数万人の発生があり、80人くらいが死亡(報告数は20人くらいだが実際は数倍あると考えられている)する重大な感染症です。
1歳台の1回のワクチン接種のみでは青年期に免疫が弱くなって麻疹にかかる例がみられるようになり、2年前から就学前の年度に2回目(2期)を無料で接種できるようになりました。
しかし、今の小学3年生以上は1回接種のままですから、今年から5年間、中学1年生(3期)と高校3年生(4期)に2回目を接種してカバーしていく計画です。
現在舞鶴で麻疹の流行があり、15歳以上で麻疹にかかっている人が多いので3期4期に該当する人は急いでワクチンをうってください。


公費ワクチン接種

福知山市、京丹波町在住の方も公費ワクチン接種できます。また、予防接種広域化により、遠方に住所のある方でも以下(※)の自治体の方は公費ワクチン接種できるようになりました。
(※京都市、京丹後市、亀岡市、南丹市、京田辺市、八幡町、井手町、宇治田原町)

ご希望の方は予診票と母子手帳をお持ちになって、診察時間もしくは月曜日午後2時からのワクチン外来におこしください。
三種混合、MR(麻疹・風疹混合)、おたふくかぜ(自費)の予約は不要ですが、DT、麻疹単体、風疹単体と水痘(自費)は電話で予約をお願いいたします。
なお、日本脳炎ワクチンは現在、接種中止となっております。


小児科専門外来の診療時間
神経外来 第1.4.5 金曜日 PM2:00〜3:30 尾崎医師 予約制
神経外来 第1.4.5 水曜日 PM2:30〜3:30 玉本医師 予約制
アレルギー外来 第3 水曜日 PM2:00〜2:30 玉本医師 予約制
心臓外来 第2 金曜日 PM2:00〜3:30 今井医師 予約制
腎臓外来 第3 金曜日 PM4:00〜7:00 奥原医師(一般外来を兼ねる)
ワクチン外来 毎週 月曜日 PM1:30受付、2:00接種 玉本医師
発達相談 第1 木曜日 AM10:30〜PM4:30 佐々発達相談員 予約制
 
(夏休みや、年末年始は若干の変更がありますのでお問い合わせください)
 
診察時のお願い
当院では診察前に必ず検温をお願いしています。小児科診察室前の電子体温計で5分間(腋下)測定して下さい。
体重の計測も重要です。身長も時々計って、自分の身長を知っておくと役にたちます。幼少児は、診察時にはできるだけ上半身は裸になってください。
検尿も重要です。来院時には時々受けるようにしてください。
便の観察も大切です。下痢が続くときや粘液・血液の混じった便に気づいた時は、便を持参していただくと診断に役立ちます。
 
小児科一般外来のご案内
急性疾患 担当医師  玉本晃(京都協立病院小児科常勤医)
  小児科を受診する子どものうち9割は、風邪などの急性疾患です。ふつうの「かぜ」と呼ばれるもののほとんどはウィルス感染です。ウィルス自身をやっつける薬はありませんが、「かぜは三日寝て治せ」というように、軽いものは家庭でしばらくみているうちに自然に治ることも多いものです。
 一方「かぜは万病のもと」ともいわれます。かぜに引き続いて幼小児では、よく中耳炎を合併したり、時には気管支炎や肺炎を起こします。このため京都協立病院では、聴診などに加えて鼓膜の診察も行っています。
  また、熱が長引いたり、重症?と考えたときには、血液の炎症反応を見る検査を行います。検査結果は1時間以内でわかるので、病気の重症度の判断が早くでき、抗生物質などの薬の進歩もあって、入院しなくても外来で安心して治療できることが多くなりました。また、当院では投薬だけでなく、療養指導に力を入れています。
 疑問な点などありましたら遠慮なく質問してください。
慢性疾患 担当医師  玉本晃(京都協立病院小児科常勤医)
●学校検診でみつかった心電図異常、心雑音、不整脈、胸痛など
 心電図は、随時できます。精査の必要なものは専門外来で診ます。
●気管支喘息、アレルギー性鼻炎
 軽症から中等症は一般外来で診ていますが、重症の喘息は専門外来で診ています。
●アトピー性皮膚炎
 スキンケアと塗り薬を主体として治療します。
重症例では、必要な検査、抗アレルギー剤などの投薬を行っています。
●血尿、蛋白尿などの腎疾患
 検尿異常を指摘された場合は、まず一般外来に受診してください。
慢性腎炎やネフローゼと診断された場合は腎外来で診ています。
●けいれん性疾患、発達の遅れ、チックなど
 乳児期の運動発達の遅れ、発達上の問題、熱性けいれんなど、何でも相談ください。
必要なら小児神経外来や発達相談を受けていただきます。
●成長障害、低身長など
 成長のホルモンの検査、および治療を行っています。
●夜尿症
 気軽にご相談ください。
10歳以上あるいはそれ以下でも、悩みが深い場合は薬物療法を行っています。
●その他
 慢性甲状腺炎、血小板減少性紫斑病、炎症性腸疾患などの検査や治療を行っています。
●ワクチン
 詳細は別紙をご参照ください。
 
小児科専門外来のご案内
心臓外来 担当医師 今井博之(吉祥院こども診療所所長)
 先天性心疾患、不整脈、川崎病などの管理をしています。
  主な検査:
    *心電図、心エコー検査
腎外来 担当医師 奥原賢二(かどの三条こども診療所所長)
 主として慢性腎炎の治療、管理を行っています。腎疾患は必要以上に運動制限や食事制限を受けている場合がありますが、当院では不要な制限はしないのが特徴です。腎生検など高度な診療も行っています。
  主な検査:
    *検尿、尿生化学検査、腎機能検査、腎エコー検査、尿路造影検査、腎生検(入院が必要、重症例のみ)
  主な治療:
    *薬物療法など
小児神経外来 担当医師 玉本晃(京都協立病院小児科常勤医)、尾崎望(京都民医連中央病院)
 京都の障害児医療の草分けである吉祥院病院小児科から引き継いだ、京都民医連中央病院小児科発達医療部の医師が担当しています。主として、てんかんやけいれん性疾患の診断・治療、運動発達や精神発達の遅れの診断などを行っています。
  主な検査:
    *脳波、CT
  主な治療:
    *抗けいれん剤などの投与、定期的な検査
発達相談 担当 佐々智子(太子道診療所)
 発達の判定と療育相談をしている小児心理学を先行したスタッフが担当します。どこでつまづいているのか、どのように援助すれば良いのかなど、具体的なアドバイスが好評を得ています。
 主に、神経外来に通院中の方を対象としていますのですべて予約制です。
 診療報酬が不当に低くしか認められていませんので、残念ながら患者さんに自己負担をお願いしています。


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