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No.152(2010年5月1日号)
本年度『外科』のテーマは
外科医長  川島 市郎

本年度は常勤外科医師一人体制になり、迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、外科診療の質が下がらないように努力いたします。
なお、京都協立病院は今まで通り手術を行います。ご安心ください。
この2年間の経験から本年度の外科のテーマは以下の5点です。

  • 整形疾患(首・肩・腰・膝)の生活指導に力をいれます。
  • 肛門科(便秘や痔)の対応が毎日できるようにします。
  • 安全で負担の少ない手術(カメラを使った手術など)を心がけます。
  • 癌検診(特に、大腸がん検診、乳がん検診)に力を注ぎ、手遅れの癌を無くせるようにします。
  • 外科でも往診ができるようにします。
特に痔の手術は新しい治療を取り入れています。
痛まない日帰りの脱肛治療を希望し、綾部福知山だけでなく、舞鶴、丹後、与謝の海や他府県からも患者さんが見え、大変満足していただいています。
皆様も是非、当院の便秘肛門科を有効にご活用ください。

 
家庭医療と小児科
内科医長・家庭医療指導医 玉木 千里

4月より、金曜日の午後の小児科外来の単位を家庭医が受け持つことになりました。家庭医療と小児科について簡単にご説明をいたします。

<家庭医とは>
まだみなさんは"家庭医"というコトバに聞き慣れておられないことでしょう。
"家庭医"とは英語でいう"family physician"の邦訳で、年齢や性別、臓器別を問わず「患者と家族を全部診る医者」という意味です。
イメージとしては、「診療所のかかりつけの先生」という感じでしょうか?
第2次世界大戦後に医療がどんどん専門分化していく一方で、アメリカでは「人全体を診るためのトレーニングを積んだ医師も必要だ」、という声が沸き起こりました。
家庭医療(family practice)は1969年にその発想の延長上に生まれたアメリカで一番新しい診療科なのです。

<家庭医の小児科研修>
小児科外来は、日本家庭医療学会の定めた基準を満たした「家庭医療後期研修プログラム」を修了した(または研修中の)"家庭医"が診察を担当します。
本プログラムでは、3年間の研修中に、小児科において最低3ヶ月間、さらに1年間の診療所での研修を積むことを義務化しており、家庭医はこの間に指導医のもとで小児疾患を診るトレーニングを受けています。

<家庭医の小児科の特色>
家庭医は、生まれたての赤ちゃんからお年寄りまで、また急性から慢性の病気まで幅広く診るトレーニングを受けています。
従って、子供さんのカゼや発疹症、あるいは予防接種などの一般的な問題に対しては対応可能です。
なお、家庭医外来に受診いただいた患者さまについては、全例、診察後に玉本小児科長と担当家庭医で治療方針の確認を行っており、質が確保できるよう配慮しております。
どうかご安心して診察にお越しください。
また何かお気づきの点やご要望などがございましたら、看護師に伝えていただくか、病院の窓口にありますご意見用紙に書いて出していただければ、積極的に改善につなげていきたいと考えています。

 
新しいワクチン
小児科医長 玉本 晃

<小児用肺炎球菌ワクチン>
肺炎球菌は、多くの子どもの鼻などにいる身近な細菌ですが、時に色々な病気を引き起こす事があります。
毎年全国で200人くらいが肺炎球菌による髄膜炎にかかり、その1/3が死亡したり重い障害が残ったりしています。
その他、菌血症(菌が血液中に入り込むこと)、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などの原因になります。
アメリカでは、ワクチンで予防できる肺炎球菌による重い感染症が98%減りました。
ワクチンは生後2ヶ月から接種できます。
※年齢によりワクチン回数が異なり(1〜4回)、1回目は10,500円、2回目以降は9,450円です。

<子宮頚がん予防ワクチン> 子宮頚がんの原因ウイルスであるヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交経験のある女性の80%が、一生のうちに一度は感染するごくありふれたウイルスです。
子宮頚がんは日本では、年間に約15000人の女性が罹患し、3500人の女性が死亡しています。
現在のHPVワクチンは、原因頻度の高いHPVの16型と18型に対するワクチンで、未感染の場合の予防効果は90%以上です。
セクシャルデビュー前の接種が最も効果的で、接種対象は10歳以上の女性です。
※ワクチンは半年間に3回必要で、1回15,750円(計47,250円)です。

 

4月1日より「ST外来」開設しました

ST(言語聴覚療法)は、ことばによるコミュニケーション(言語、聴覚、発声・発語、認知)に問題のある方、食べたり飲み込んだりすることに問題のある方の検査、評価、訓練、指導、助言を行います。
ご希望の方は予約が必要です。病院受付までご相談下さい。

担当医:小林院長  言語聴覚士:諏訪、伊井
初診外来:月・火・水曜日の午前診(予約制)
訓練日:月〜金曜日 9:00〜10:30(完全予約制)

 


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